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写真好きライターあやこのブログ
ちょっとした考え

共働き世帯のお父さんに知っておいてほしい「職場復帰クライシス」のこと

「子沢山」と「ねぎらい」についての仮説

ふと思った。「子沢山の家では、夫は妻の働きや辛さを把握して(興味を持って)いて、ねぎらいや感謝を伝えられているのではないか。」

妻は「ねぎらい」があれば仕事の都合で家事労働を公平に分担できなくても「ある程度までは」頑張れる生き物である。大概は、夫がどんな仕事をしていて家事まで頭と体が十分に回らないことぐらい知っている。

 

「ねぎらい」がないとどうなるの?

「ねぎらい」や「感謝」を受け取れないと、「きっと私が家事・育児・仕事で疲れていることを知らないのだろう。だから声もかけないんだ。」「私には興味がないんだな。」「家政婦ぐらいにしか思っていないんだな。」など、日々の辛さから妄想を膨らませてしまう。

この場合、気づいたら今ホットワードな「産後クライシス」一直線。心の中は「こんな非協力的で共感力のない人と一緒に2人目・3人目なんて無理!」と叫んでいる。もしくは恨んでいる。

 

職場復帰クライシス

私の考えでは、「産後クライシス」的状況は2回来る。まずは言うまでもなく「産後」。産後に妻に余裕がある場合産後クライシスは避けられるが、2回目の危機がやってくるかもしれない。それは、妻の「職場復帰」から起こる「職場復帰クライシス」。

家事をさほど分担せず、妻が働くことへの理解を態度で示せていない夫は要注意。夫の思想はどうあれ、妻は「私は働き続けたい1人の人間」という「自己認識」を否定されたと感じる。

さらに、「妻は家事中心が当たり前と夫は思っているのだな。」「夫は私が働くことを心の中では認めていないんだな!」と怒りを覚える。家事・育児・お迎え等で疲弊していると尚の事。余裕があるうちは黙って耐えるので、もしも爆発した時は相当やばい状況と理解したほうが良い。この時、苦し紛れに「しょうがないだろ!」と言ってしまうと大騒ぎになる。発言には細心の注意が必要だ。

 

共働き世帯のお父さんへ

できる社長さんがFacebookやTwitterで「妻よ今日は●☓ありがとう!」と叫んでいるのをよく目にする。さすがと思う。これは誰にもできることだけど、妻の立場からすると、夫の皆さんは方法だけパクって満足しないでほしい。

家庭に本当に興味を持って、家で起こっていることを知ろうとすれば、妻の働きや子供の素晴らしいところが自然に見えてくる。分からなければ質問すれば答えてくれると思うし、質問されること(され方にもよるけど)は妻は嬉しい。感謝やねぎらいが妻を助けるのは、心からその言葉が出てきた時だけなのだ。

 

共働き世帯のとある妻より

※「職場復帰クライシス」は、この投稿のために私が作った造語

 

 

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