六甲山の見どころの1つ、六甲高山植物園
海抜865ｍの高さに位置する六甲高山植物園。北海道南部とほぼ同じ気候を活かし、1500種の高山植物を栽培している。六甲高山植物園に行ってきました。最初は予定になかったのですが、「子供がおしっこー！」と植物園の手前で叫びだし、入口付近にあったお手洗いをかりたことがきっかけで興味を持ちました。入ってみると「何かいい感じ。」なんです。
山の斜面に1500種もの高山植物が生い茂る！
ロックガーデンエリア。日本を代表する高山植物の女王「コマクサ」や、エーデルワイスなど歌にもある花が植えられている。いい感じの理由は、いつもは目にしない、珍しくて見た目が繊細そうな植物が生い茂っていたからでした。名前も知らない花や木々。そして9月半ばの暑い日（街ナカは）にも関わらず、気温がたったの18°という涼しさ。ここは地上の別世界でした。
高山植物が本当の山に近い状態で植えられている
高山植物が山にあるように植えられている。登山中に出会うのに近い感覚を楽しめる。六甲高山植物では、植物の植え方が山に生えている状態に近くなるように工夫してあります。まるで登山の途中に出会う草花のような趣を楽しめることもステキでした。
写真家にとってはステキな被写体がたくさん！
高山植物はカメラ好きにとってはたまらない被写体でした。引いて撮っても、寄って撮っても絵になります。
湿地帯。ここなら絵を描くにも良さそう。モネみたいな絵になるかも♪
素朴な植物もステキ。
湿地帯に掛かる橋をたどる体験は最高！
9月半ばなので萩やススキが花盛り。
子供も満足できる場所
子供は植物園で「やはりな！」と思うところから意外なところまで、色々楽しんでいました。王道の「木製の橋を渡る」、「小川の水につかる」などから「植物の名前をメモる」など「それ楽しいの？」と思うことまでやっていました。満足だったようで何よりです。
花の名前をメモる娘。カタカナの練習中だったので興味を持った模様
プリンスブリッジ。平成天皇が皇太子だった頃にできた橋で、皇太子が渡り初めをしたことからこの名前がついたらしい。もちろん子供は大喜びで渡った。
マムシの名前がついた植物。娘はメモリ、母は撮り、1種類の植物でそれぞれ楽しんだ。
六甲ミーツ・アートなど、植物園内のイベントも！
訪問時期によっては園内でイベントもあります。私たちは六甲ミーツ・アート2014が開催されていて、自然がテーマの展示を楽しむことができました。植物園のホームページでイベントをチェックしてから出かけるのもイイと思います。
六甲ミーツ・アート2014の作品の1つ。雨水を集めるオブジェ。子供はペットボトルの水を注ぎ、下に落ちる水を飲もうとして「飲まないで！」と慌てて止めるなど、イベントを満喫。
上から注いだ水が流れ落ちるところ。背景の緑とあいまって木を掘って作られたオブジェが美しく輝いていた。
温室の中には砂糖で作られたパーティ用のテーブルコーディネートが。見事。豪華さとともに、時間とともに朽ちていく様子を楽しむのが醍醐味だそう。芸術家は面白いことを考えると思った。
大木を使った大胆なアートも！
扇風機の軸とモーターを利用したシュールなオブジェも。急にモーターが動き出し、羽の代わりに付いているものが音を立てて回り出す。意味不明としか言いようがないが、謎のカラフルさと音に引き寄せられてしまう。
六甲高山植物園、「近場の別世界」ということばがぴったり
写真中央の黒い建物の横には「エーデルワイス」という喫茶もある。山小屋風の作りでランチやお茶を楽しめる。16：30閉店だから早めに行きたい。カメラ片手なら数時間撮り続けられるだけの花や樹木がありました。また、子供は小道を走り回って楽しく遊んでいました。六甲山は植物園以外にも遊び場が盛りだくさん。いくつかの施設と合わせて植物園にも足を運んでみてください。さっと歩くだけなら1時間ほどあれば回れますよ。おすすめです。
- 所在地：神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
- 電話番号・078-891-1247
- 大人（中学生以上）620円小人（4歳～小学生）310円
- URL：http://www.rokkosan.com/hana/
- アクセス：阪神御影駅・JR六甲道駅・阪急六甲駅より、神戸市バス(16)系統で「六甲ケーブル下」下車営業時間：月～土 10:00～17:00(入園は16:30まで) / 日・祝 9:00～17:00 (4/4～11/23)
- 定休日：9/2～9/16の木曜
おしまい。
