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『くら寿司』の仕組み化っぷりは、もはや「エンターテイメントだ!」と思った話

人生初の『くら寿司』にテンションアップ!

その理由は突き詰められた「仕組み化」。

遅ればせながら、生まれて初めて『くら寿司』に行きました。仕組み化が好きな私にとっては「まわる寿司店」ではなく「仕組み化ワンダーランド」だったため、その時のテンションが上がったポイントを記録します。仕組み化・メニューの内容、ゲーム性、価格。どれも一生懸命考えられており、頑張るとはこういうことなのだと思わずにはいられませんでした。

食の仕組み化がもはやエンターテイメントの領域に達している『くら寿司』仕組み化がもはやエンターテイメントの領域に達している『くら寿司』。寿司屋というよりは、ゲームセンターを思わせる雰囲気と音。

 

まるでUFO。広報活動も著しい「鮮度くん」

「鮮度くん」業界初の手垢やホコリがつかない、回しても鮮度や清潔を守るもの。手前をつまむと蓋が自動で開いて皿を普通に取ることができた。まるで宇宙人の円盤が回っているような感覚を覚える。「鮮度くん」業界初の手垢やホコリがつかない、回しても鮮度や清潔を守るもの。手前をつまむと蓋が自動で開いて皿を普通に取ることができた。

「鮮度くん」と検索すると、出ます、出ます、プレスリリース。くら寿司が開発した鮮度を守るUFOのような形をした自動でオープンするお寿司の蓋です。手で皿を持ち上げるとUFOがオープンし、普通に寿司を取れました。

この蓋のいいところは、お店としては「業界初!」とか「鮮度が保てる」「廃棄率が減る」ではないかと思いますが、お客にとっては「商品名が分かりやすい」ことではないでしょうか。かならず「それ何?」と同行者に聞かれ、見た目では何かさっぱり分からない創作メニューの名前を「えびアボカド!」とズバリ答えられます。

 

全品サビ抜きで回っている

好きな品を注文するためのタッチパネル。何と、全品わさび抜きで届く。理由は「食べる直前にわさびを自分で入れた方がおいしい」ということらしい。わさび入り・抜きを分けたり、注文時に聞いたりする手間を省く目的もあるんだろう。人件費や作業コストへの意識を感じる。好きな品を注文するためのタッチパネル。何と、全品わさび抜きで届く。理由は「食べる直前にわさびを自分で入れた方がおいしい」ということらしい。わさび入り・抜きを分けたり、注文時に聞いたりする手間を省く目的もありそう。人件費や作業コストへの意識を感じる。
自分で入れるための『わさび』。一つ一つ自分で入れる。自分で入れるための『わさび』。一つ一つ自分で入れる。

次に、好きなモノをタッチパネルで注文していて気づいたのは「全品サビ抜き」でまわっていること、及び注文品もサビ抜きであることです。これなら子供連れだからといって「サビを抜きましょうか?」と聞かれたり、「サビ抜きで」と言われることもありません。

お店では「直前にわさびを入れることでより美味しい!」と案内がされていました。確かにそうなのかも。子供にそのまま食べさせられる点はお客にとって便利です。

 

醤油が一滴ずつでる醤油入れ

1滴1滴出てくるので、よくある「ざー」っと出て醤油びたしになる現象はない。醤油用の小皿を用意も不要になり、客と店の両方満足なのかも1滴1滴出てくるので、よくある「ざー」っと出て醤油びたしになる現象はない。醤油用の小皿を用意も不要になり、客と店の両方満足なのかも

飲食店ではかなり大きな仕事であることが予想される「皿洗い」。この醤油入れは一滴ずつ醤油が出てくるので、そのままお寿司にかけてお食べくださいということなのでしょう。醤油用の小皿を用意することなしに、醤油がお皿にだ〜〜と注がれる事故も防げます。皿洗いの手間・醤油だらだら事件を未然に防止できる一石二鳥の仕組みのようです。

 

ネットでも話題のくら寿司ガチャ

くら寿司ガチャ本体「ビッくらポン!」。5皿食べるとタッチパネルのゲームに参加でき、ゲームで当たるとくら寿司オリジナルのガチャの景品が当たる。男性客がはまりそうなのに加え、子供は本気でガチャをほしがる。このおかげで18皿で良かった今回の食事が20皿にせざるをえなかった。
ビッくらポンのゲーム。何種類かあるよう。子供が釘付けに。ビッくらポンのゲーム。何種類かあるよう。子供が釘付けに。
『ビッくらポン!』と連動しているお皿回収機。ここにお皿を5入れるとゲームが始まる。中は水が流れているお皿回収用のシステムになっているそうで、洗う手間やお皿を数える手間を減らしていると想像できる。ガチャゲームと合わせることでお皿を気持ちよく回収している点が凄い。『ビッくらポン!』と連動しているお皿回収機。ここにお皿を5入れるとゲームが始まる。中は水が流れているお皿回収用のシステムになっているそうで、洗う手間やお皿を数える手間を減らしていると想像できる。ガチャゲームと合わせることでお皿を気持ちよく回収している点が凄い。

これは皿洗いと皿を数える手間を極限まで減らせる上、それ以上にお客を釘付けにしてしまう魔法の仕組みでした。5皿ごとにゲームができ、あたるとガチャがもらえます。うちの子ももれなく魔法にかかり、18皿で良かった食事が20皿になりました。ネット上では当たる確率は25皿以上で1個とのこと。20皿の今回の食事では当たりませんでした。子供が心から悲しそうにしていました。何はともあれ、この「びっくらポン!」は売上UPになるようです。手間削減・売上UPどちらにより貢献しているのか知りたいところです。

 

爆笑もののでき栄え『究極のカニカマ』

あらゆるメニューの中で一番笑わせてもらったメニュー『究極のかにかま』。本物のカニのように身がほぐれる。カニカマを知らない外国の方はカニと思うはず。究極のカニカマ。まるでカニのように身をほぐすことができる。色々あるメニューの中で最も釘付けになり、最も笑わせてもらったひと品。

 

もはやカテゴリーは寿司店ではなく、総合ファミレス

くら寿司ラーメンラーメン。もはや寿司屋ではない様相。
くら寿司うな重うな丼!「和風エンターテイメントファミレス」的な新しいカテゴリーができるのかも。
ケーキが回っているのは当たり前になってきた。家族連れで行って誰もが食べたいものがあることを目指しているんだろうな。そのほうがお母さんとしても助かるし。ケーキが回っているのは当たり前になってきた。家族連れで行って誰もが食べたいものがあることを目指しているんだろうな。そのほうがお母さんとしても助かるし。
食後の珈琲も充実。寿司屋でコーヒーが飲める。食後の珈琲も充実。寿司屋でコーヒーが飲める。

 

おわりに。

家族がおすしでお腹を満たしている時、私は仕組み化っぷりを色々眺めて満腹になっていました。面白かったです。次回行くときは、無添加が売りだそうなので、味の方に集中してみたいと思います。

おしまい。

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