長岡花火大会を撮ってきた!
こんにちは、あやこです。
この夏は最高でした! あの、新潟が誇る一大イベント『長岡まつり大花火大会』を撮りに行けました。少し遅くなりましたが、その作品と、初めて撮って気づいた「撮る前に知っておきたい前知識」を、撮影への反省も込めて書き残します。それでは、お楽しみください!
長岡花火大会の数字いろいろ
個人の感想では、この大会は「世界一!」と感じましたが、実際の数字はどうなっているのか、ちょっと調べてみました。大阪の人向けには、「なにわ淀川花火大会の3倍」×2日の規模!で通じると思います。
そして全国向け。まず『長岡まつり大花火大会』は日本三大花火の一つです。日本三大花火は「秋田・大曲」「茨城・土浦」「新潟・長岡」の3つで、この中で「長岡まつり花火大会」はもっとも歴史が古く、起源が明治12年となっています。特徴は、直径600mを超える大花火「正三尺玉」をはじめ、スターマインを連続で打ち上げるワイドスターマインが次々とあがることや、音楽と一緒に打ち上げる「音楽花火」を楽しめることです。その様子は大林宣彦監督の『この空の花 長岡花火物語』として映画にもなっています。
次に、『ウォーカー(Walker)』による実際の数字です。
- 開催日数:2日間
- 打上数 約2万発(全国7位)
- 人出:104万人(全国6位/2015年)
- 行ってよかったランキング(7位)
まず、2日間連続で開催する点は驚きです!打上数においてはトップ10入りはしていますが、1位というほどではありませんでした。
しかし、1位と思える特徴が会場にはありました。それは運営者と見物人の一体感です。花火のほとんどは地元企業や住民の募金で成り立っています。地域の人で少しも「まつりの運営」に携わっていない人はいない、長岡の人全てが本気でやっている、そんな感じでした。何より、これまで経験したどの花火よりも見事でした!
撮影場所は、右岸カメラマン席
撮影場所は、高倍率の抽選となるカメラマン席でした。これはラッキーのヒトコトです。関係者の皆さまに、まずは感謝のことばを述べたいと思います。ありがとうございました!
長岡花火大会を初めて撮る時に知っておきたい前知識
2016年、生まれて初めて長岡花火大会を撮りました。実際に行ってみて感じた、この一大花火イベントを初めて撮る人が知っておきたい、撮影のあれこれを紹介します。
というのも、花火の規模が想像以上に大きく、また打ち上げポイントが全方向に散らばっていて、かなり慌てながら撮ることになったからです。今年の撮影目標は「正三尺玉は絶対にばっちり写す!」の1点だったのですが、何ぶん初めてなので「正確な打上位置がよくわからない!」という状況でした。
そして、色々な方向からあがる花火に翻弄されて、楽しくも、慌てながら、右に左にカメラを動かしまくって撮ることになりました。「もっと正確に打ち上げポイントを記憶しておけば良かった!」正直なところそう思いました。
これで完璧!長岡花火大会の花火打ち上げ図
というわけで、まずは上記の図をご確認ください。そして、目的の花火の方向を記憶してください。
捨てる方向を決める
そして心得ておきたいのが、前方180度、全方向に次々と花火が上がるという点です。つまり、どこかの方向の花火を捨てないといけません。おすすめの捨て方向は「図の右側部分」です。正三尺玉は左、フェニックスおよびスターマインは正面にあがるからです。そして右側には「つなぎなのかな?」と思える小規模花火がポンポンと上がっていました。
復興祈願花火『フェニックス』は超絶巨大で昼間のように明るいと知っておく
目玉の一つは間違いなく『復興祈願花火フェニックス』です。この花火、みんなの募金で成り立っています。街中の商業施設に募金箱が置かれており、各種サイトからも支援可能です。
そんな小さな力を集結する『フェニックス』はとてもとても明るく、広範囲であがります。そのため撮影ではフレームアウトしました。残念無念です。その巨大さと華やかさ、平原綾香さんの『ジュピター』とともに打ち上がる感動を全ておさめることはできませんでした。いつかリベンジする案件となりました。
正三尺玉はかなり遠くであがる
というわけで、初めて撮る時に予習しておきたい「長岡まつり大花火大会」撮影心得でした。続きは、あやこの作品の紹介です。
2016年長岡花火大会、あやこの作品
長岡花火大会、世界一!
実際に参加してみると、長岡花火大会は、日本一どころか世界一の花火でした。花火の規模やあがる花火の種類だけでなく、その運営も含めての感想です。
大会関係者のお話をうかがったのですが、2011年には洪水で川岸が水につかったにも関わらず、大変な作業を経て開催したそうです。年々花火大会の運営予算は上がり大規模化、今では7億にもなるそうです。その経済効果をふいにすることはできないため、簡単には中止できない事情もあるのだとか。
加えて、観客をスムーズに移動させるなどのオペレーションは完璧で、これほど混乱のない大会は他に無いのではないかと思いました。
長岡花火大会は世界一で間違いありません!また機会をつくって、わざわざ、ワクワク行こうと思います。
それでは、またお会いしましょう(^^)/