「殺消しゴム事件」の実行犯、わが家の取り締まり方
小1が、消しゴムに鉛筆を刺してボロボロにするいわゆる「殺消し事件」が15件以上、連続で発生しました。ストックしていた「MONO消し」が底をつき、一時的にこまる事態に陥りました。
かわいそうな消しゴム・・・その可哀想さを、「小1連続殺消し事件」と題し、「消しゴムの立場」で物語を作り、風呂で聞かせてみました。
「小1連続殺消し事件」語り聞かせ
「いま、いま、丁度いま。豊中市の「か猫家」に、15個の消しゴムが買われていきました。そこには猫マネの上手な一年生の女の子が住んでいました。女の子はお絵かきが大好きだったので、いつも消しゴムを使っていました。ところが・・・。
持ち主である女の子が、小学校の授業がたいくつになるたびに、消しゴムは恐怖におののいていました。なぜなら、女の子は「殺消し鬼」だったからです。
鉛筆削りで「ピカーン!」と尖らせた鉛筆で、退屈しのぎに消しゴムをグリグリとえぐるのです。まさに拷問。消しゴムにとって、教室は地獄なのでした・・・。ジョジョに見え出すはらわた、2つに裂ける体・・・、学校が終わることには新品同然だった消しゴムは、紙粘土のカスのようでした。
そして、女の子が持ち帰る「筆箱の消しゴム入れ」の部分は、毎日「空」になるのでした。
次はオレの番・・・日に日に少なくなる消しゴムたちは、恐怖のあまり、もはや消すことよりも、ここから逃げることを考え始めました・・・」
という具合です。
これは小1は面白がりました!逆効果の極みです。
何度も語らせられるので、少しうんざりしてきまして、消しゴムを大切させるために、私は次の手を打ちました。
か猫家は、文具の有料化に踏み切ります!
そこで、よく使う文房具を有料にしました。
家事で稼がないと学校に持っていけません。
これは効果がありました。昨日、小1は、「消しゴムを刺すのを我慢するのが大変だった。」そうです(笑)
おっしまい!