こんにちは、あやこです。大勢でホーチミンに行ってきました♪
今回のお供のカメラは、フルサイズミラーレス「SONY α7 III」です。この旅が初めての使用でした(^^)やったあ!
とてもありがたいことに、ホーチミンで働いている日本の方にベトナムのことを色々教えていただきました。
今日は、住まなきゃ分からないご当地話や、歩いて見知ったことを写真で紹介します。それではレッツゴー!
最初はお金の話から(笑)
ベトナムドン=ゼロを2つ取って2で割る!?
旅でもっとも重要なのはやはりお金。ベトナムは現金主義なので、あまりクレジットカードが使えません。そこで必要になるのが「ベトナムドンの円換算」。しかしドンは桁数が半端ないんです!10,000ドンっていくらだと思いますか? 何と、50円ぐらいです(笑)
なので、紙幣しか流通していませんし、そのゼロの数があまりにも多い!そこで、一瞬で換算できる計算式をまず覚えました。それは、「ゼロを2つ取って、2で割る」方法です。
10,000ドン=100(ゼロを2つ取った状態)÷ 2 ≒ 50円
これを知らなかったらまずかったです。例えば、タクシーで3万ドーン!って言われてビビったら150円、空港から市街地までのバズで22,000ドンって言われて困惑したけど110円など・・・。桁が多い割に、実際には高くないのです。
むしろ、両替をしていなかったことが問題でした。早朝の6:00に飛行機が着いたために、両替ショップが開いていなかったんです。お財布の中に1万円があるのに、バス代110円が払えなかった!(笑)
2ヶ月前のヨーロッパ旅行で「カードだけで生きて帰れてしまった」ので感覚が麻痺していました。反省。
そんな具合なので、空港から市街地に行くために目の前にいたタクシーに声をかけ、「クレジットカードで払える?」って聞いてOKって言うから乗りました。すると、乗車直後に「現金よこせ!」って財布に手を突っ込まれそうになる事件が起こり、全力で拒否して降車するはめに(笑)
あわてて空港のATMに行き、クレジットカードのキャッシング機能で5,000円ぐらいを引き出し、何とかバスに乗ることができました。
後で聞いた話によると。ホーチミンのタンソンニャット国際空港では、2Fのロータリーで、安全と言われているVINASUN(ヴィナサン)かMAI LINH(マイリン)のどちらかに乗らなければいけないのでした。
私が声をかけたのはいわゆる白タク(個人タクシー)で、トラブルになりやすいので乗らないこと!ってガイドブックに書いてあるやつでした(笑)
ホーチミン2017年GDPは約5,000ドル
まずはGDP。2017年、ベトナム全体で2,305USD。ホーチミンだけなら5,000USDです。ホーチミンは地方の2倍もあるんですね。GDPが3,000USDを超えると人は遊びにお金を使うようになるのだそう。街歩きをしていると、ホーチミンには「お金をうんと使える人」が一定量いるように感じました。
ちなみに、日本の2017年のGDPは約38,000USD。ホーチミンの約7.6倍、国全体の約16倍です。日本円を持っていくと美味しいものを安い値段で食べれます。
しかし、4年前のホーチミン旅行では、2018年の半額で同程度の料理を食べれた記憶があります。物価はおそらく数年で2倍近くになったのでしょうw 例えば、食べ物は高級なお店でも1人2,000〜2,500円で満腹、お酒込みです。以前は1,000円で同じことができました。
ホーチミンでは目抜き通りでカプチーノが一杯80,000ドン(約400円)でした。観光地もしくは高級ゾーン価格なのだと思います。でも、日本では席を確保できるカフェでも400円も出せば十分コーヒーが飲めます。ベトナムには約1億人も人口がいて、その多くが若いです。すぐにコーヒー1杯の価格が抜かされる日が来るかもしれません。
みんなベトナムに進出したい
日本をはじめ、世界中の企業がベトナムに進出しています。理由は人口が1億人に迫っており、内需だけでも魅力があるから。加えて、中国やASEAN諸国の中央に位置しており、生産や物流の拠点にもってこいだから。
関空とホーチミンの直行便が就航したのは1994年だったそうです。この年にベトナムに日本商工会が設立され、その会員企業(要はベトナムに進出した企業)の数は右肩上がり。発足当初は100足らずでしたが、現在は1,000社近くにもなっています。もう20年も前からベトナム進出は始まっていたのですね。
ベトナムで外国人旅行者の個人旅行が解禁されたのは1990年。2018年の今は、旅行解禁から約30年が経ちました。その数字を聞いた数日後に、とあるホーチミンの大型書店に入りってびっくり!外国語を学ぶための教材が売り場面積の7割を占めていたからです。
あるバッグ店では、店番をしている店員さんが「語彙」と書かれた本で日本語を学んでいるところを目撃しました。併用していたノートには漢字がびっしりと書き込まれていました。英語は当たり前のように通じました。聞くと、ほぼみんな英語を使えるそうです。日本とはえらい違いです。
ベトナムの方の学ぶ意欲、豊かになろうとする態度、外貨を獲得するぞ!という意気込み、そして真面目さに感動しました。
ベトナム人は親日
昔から日本はODA(政府開発援助)でベトナムに橋などを多数建設しており、支援額NO.1といいます。そのおかげもあり、ベトナム人はかなりの親日なのだそう。バーに行くと、日本人は男女とも現地の方にモテるとか、モテないとか。地元のバーに勇気を出して行ってみれば良かった(笑)
ベトナムのお笑いは「ツッコミ」が無い!?
今回の旅の目的の一つが「ホーチミンIT飲み会」への参加でした。IT飲み会は、全世界で開催されている売上を上げるための飲み会です。大阪が発祥で、私は10年前の第2回から参加しています。
IT飲み会の最中にはたいていプレゼンが行われます。ホーチミンでプレゼンをしたのは「ベトナム住みます芸人のダブルウィッシュ中川氏・井手氏」です。
住みます芸人とは… 日本のエンタメを広げるべく、アジア各国に住み、現地の人
々の暮らしや笑い、エンタメ、流行、言語を勉強しつつ、日本へ各 国の情報を発信するという任務を負ったよしもと芸人たち。
プレゼンのテーマは、ベトナム語でお笑いをする苦労について。ベトナムは社会主義国なので、ネタは検閲の人に予めチェックを受けるのだそう。内容が台本と違うと追求されてしまいます。
会場入りして、場の空気に合ったネタをしたいと思ってもだめ。提出済みの内容しか披露してはいけません。ウケないと分かりながら漫才をする辛さよ! 彼らの苦労はネタとなり、我々を笑わせてくれました。
めちゃめちゃ経済活動が行われているので、街を歩いているだけでは社会主義国とは実感できませんが、現地の人の話を聞いてはじめて、おお、ここはそうか!と感じました。
それから、日本で漫才と言うと「ノリ・ツッコミ」ですね。でもベトナムでは「ノリ・ノリ、ひたすらノリ」なのだそう。ノリの時は笑ってくれますが、突っ込むと急に「シーン!」ってなるんですって。この「突っ込んではいけない法則」に気づくまでは何がなんだかわからず大変だったとのこと。
例えば、プールの側で「押すなよ!押すなよ!」と言えば、日本では「押す!」そしてプールに落とすのが常識です。これがベトナムだと「押すな!押すな!」=「押すな!」です。もし押してプールに落とそうとしたら、観客が「押すなよ!」と全力で止めに入るのだそう(笑)
文化の違いって面白いです。
ランドマークと人
バイク事情
道は「魚群」が動いたら赤でも渡る!
現地の日本人の方いわく、「道はスイミーの法則(彼が作った法則)で進みます。」とのこと。
魚群(人やバイクの群れ)が動いたら赤でもなんでも一緒に動くのがコツなのだそう。彼はHONDAのカブに乗ってるそうなのですが、この法則でホーチミンを何とか走っているそうです。すごい!
観光客向けサービスは多種多様
ホットストーンを使うフットマッサージ(フットという名前だが実際には全身もんでくれるメニューだった)に行ったのだけど、上手な人にあたって、旅のコリがかなりほぐれて大満足。
通販は現金主義、キャンセル率35%!
ベトナムで有力なECはLAZADA(ラザダ)。通販で荷物はちゃんと届くそうなんだけど、一つ問題が。配達の直前に必ずドライバーから電話がかかってきて、だいたいのケースで1Fなど、ドライバーと申し合わせた場所に、荷物を受け取りに行かなければならないこと。
もしベトナム語がわからないと、どこで待ち合わせるか話し合えずに「不在処理」となり返品されてしまう。通販の難易度をこの受け取り方がかなり上げているらしい。
しかも、決済がほぼ代引きで、荷物を見て「気に入らなかったら返品するのが常識」!!! 利用規約にもそれで良いと書いてあるのだとか。これは酷い数字だ!と思ったのは通販のキャンセル率。何と35%近くもあるそう。これで商売が成り立つのか・・・。
みんな大好き、ベンタイン市場
重犯罪は少なく、軽犯罪が多い
ベトナムでは重犯罪は少ないそうです。その代り、スリなどの軽犯罪は多いそう。10人ほどで夜のバックパッカー街を見に行ったのですが、友人がiPhoneをすられてしまいました。ベトナムあるあるだそうです。
ここは若者が羽目を外す的なストリートで、激しい音楽が鳴り響いています。車もバイクも人も入り混じります。もう何をされても文句は言えない雰囲気でした。もし行くときは、貴重品に注意を払い、1人では行かないでくださいね。
赤ワインは高級でも常温保管(笑)
お土産に日本のウイスキーが良いかも
ベトナムでは日本のウイスキーはとても高かったです。3倍はしました。ウイスキーが好きという方には、日本からのお土産にちょうどいいかもしれません。
家電量販店では日本企業が頑張っていた!
親日だからなのか、このお店が高級エリアにあるからなのか・・・。欧米では見かけない「大きな日本製品売り場」がありました。まあまあ嬉しい!
日本風の飲食店がいっぱい
恵まれない子供に教育を提供する店「Huong lai」
フーンライはホーチミンの中心部にあるレストラン。ベトナムで子供向けのサッカーチームを経営している方に教えてもらった、ベトナム料理の名店。ステキなのは料理が美味しいだけではないところ。
社会的に恵まれないベトナムの若者(ストリートチルドレン)達に、レストランの仕事を通じて教育を提供。新たな人生のきっかけになっているのだそう。店員さんはみんな若く、「元はみ出し者」とは思えない心地よい接客をしてくれた。味にもホスピタリティにも大満足。
ベトナムのつけ麺「ブンチャー」
ブン=米粉のヌードル。ヌックマムというベトナムの調味料をベースにした甘酸っぱいお汁に、ハンバーグ・香草・ブンを入れて食べます。これがおいしい!(笑)
コワーキングもまあまあある
最後の晩は「マジェスティックホテル」に宿泊
最後の1日だけ、4年前のホーチミン旅行で「ステキだ!一度泊まってみたい」と思ったホテルに泊まれました。ブッキング・ドットコム(このリンクから登録した方は2,000円分の宿代をゲットできます)など、旅アプリは本当に役に立ちます。当日に予約できたからです(笑)
マジェスティックは、世界中のセレブが愛するホテルだそう。でも、古いホテルだからなのか、周辺の五つ星ホテルよりはリーズナブルでした。
有名なホテル屋上の「Mバー」では、偶然でしたがノリの良い生演奏が。いいホテルでは普通なのかもしれませんが、ラッキーでした。「ああ美味しい!」と思えるカクテルをいただきながら、サイゴン川を眺めながら・・・。ベトナム最後の夜は終わりました。
なかなかよかったです!
ホーチミンまとめ
物価がどんどん上がっているし、雰囲気も都会的にどんどん変わっているから、興味がある人は早めに行ってみよう!
知人の話だと、15年前のコーヒーは5,000ドン(25円)ぐらいだったそう。今は80,000ドン(400円)ぐらいなので16倍ですね。これは早く行っておかないと、安さを楽しむつもりが「?」ってなってしまいます(笑)
まるで高度経済成長時代(私は体験したことがないけれど・・・)のようだとオジサマ達の言うベトナム。みんなに「成長するぞ!」っていう勢いがあってワクワクするベトナム。
4年前に行った時は「もっと!もっと!」という勢いを激しく感じたけれど、2018年、ホーチミンに限っては「けっこう満足したよ」て雰囲気も一部で漂っていたように思います。
10年やそこらで、ベトナムは日本みたいな雰囲気になると思いました。私もそうですが、日本の高度経済成長を知らない世代こそ、「もっともっと!」そんな勢いを感じにベトナムを旅してみてはいかがでしょうか。
日本では「刺激は、自ら機会を作り出して手に入れるもの」。日本は「ほしい刺激を狙っていける」いい国。日本食は私にとって世界一。そんな気持ちになった旅でした。
まったねー!