宮島水中花火大会2015 花火撮影観覧
宮島水中花火大会は、子供の頃から鑑賞している、私の大好きな花火です。この撮影がお盆の最大の楽しみです。
「鳥居入り」なら厳島神社周辺の1択
昨年は、引き潮時に打ち上げがあり、厳島神社の前から撮影できて、奇跡的に最高の構図で撮れました。
そのため、今年は「山の中腹から、水中花火を見下ろす形で撮りたい!」と思い、13時ごろから出かけて行き、宮島の山である「弥山」の下の方をウロウロしてみました。
しかし、木の枝や、岬が邪魔で、画面いっぱいに花火と鳥居をおさめられるポイントが見つかりませんでした。
そこで、スパッと諦めて、海岸に逆戻りしました。その後、近所のカフェに入ると、カフェの二階に三脚を置けるようネゴしていたとみられるおじさまがやってきて、オーナーに「Aさんの紹介だから特別ですよ〜!」と言われているのを聞きました。このような努力をしてはじめて「満足行く花火を見下ろす写真」を撮れるのだと思いました。
また、錦帯橋花火大会の待ち時間に色々教えてくれた本職のカメラマンさんが言うには、「今年は宮島にわたらずに、対岸から撮るよ。鳥居だけ先に撮っておいたから、後で合成するの。どこから撮ったの?ってみんなに驚かれる写真ができるよ!」だそうです。
このことで、宮島水中花火大会を鳥居を入れて思う存分撮れるのは、正攻法では「鳥居と神社の周辺のみ」という、私なりの結論を出しました。
2015年は満潮からの打上スタート
2015年は、打ち上げ開始直後が満潮でした。つまり、カメラマンは、「わずかな鳥居を入れて撮れる場所」にひしめき合うしかなく、暑いのに超密集で、より暑い中の撮影となりました。
大会本部や警備員さんから、「海岸での観覧はできません!」と散々アナウンスがありましたが、絶対に沈まない場所に陣取っている人はまず動きません。足が海水につかっても構わない!と、多くの人は思っており、サンダルで来ているひとも沢山いるのでした。
なんせ、30万人がとても狭いエリアにひしめいているのです。こんなものだと思います。大阪のイベントの混雑に比べたら、30万人も大したことはありません。行って観て帰るだけなら、花火終了後に、ビールを飲みながら30分も連絡船の乗船待ちをすれば、ゆうゆうと帰れます。
撮影装備は90点ぐらい
花火撮影2年生の今年。2回花火を撮りにいくので、念願のレリーズを買い足しました。買い足したと言っても、Canonの互換レリーズで2,000円もしませんでした。安い!
十分に使えたので、「純正と迷っているけど、純正は高い!」と思っている人は、互換でも良いのではないかと思います。純正とは反応速度が違うのかもしれませんが、1万円以上価格が違うし、ちゃんと撮ってくれたので、私の中では合格です。
もし、速度をいうなら、レリーズよりも、SDカードの良いやつ(処理速度が早いやつ。SanDiskの金色とか…)に投資したほうが、費用対効果は高いと思います。
レリーズの他にも、花火撮影に必用と言われている撮影アイテムはひと通り持っていきました。カメラ・レンズ・三脚・カメラバッグ・手元灯・黒塗りのうちわ・予備のSDカード・電池予備・本・椅子・レジャーシート・タオル・ビールと水入りの保冷バッグ・財布・防止・上着・日傘・ICOCAなど、これらを動きやすくなれるよう身にまといます。
この様子は、もはや可愛い女子とか、ステキな30代とは程遠いのですが、まあ「夏の日の非日常」ということでご容赦をと思っています。
2015年の作品
カメラがひしめき合う中ので撮影だったので、あれこれ設定を変えるのがとても困難でした。そんな中、他のカメラをなるべく入れないように構図をとりながら撮影した1時間でした。最初は水平に保つことと、他のカメラを入れないことで精一杯。
良い場所が決まると、動かすことが大変かつハイリスクだっので、横写真にしぼり、縦写真は撮りませんでした。その代わり、右と左の打ち上げ台から同時に上がる花火を狙うことに集中できました。
居合わせた人との会話も、写真談義の楽しさもあり、場所取りでのギスギス(マジで狭いので、みんな必死なんですね)もあり、人間らしい時間でした。
最初、場所取りでちょいともめかけたおじちゃんとも、満潮で流れ始めた誰かのレジャーシートを、私が海に足をつけて拾いに行くなどをしているうちに打ち解けて、世話までやいていただきました。おかげで、おしりが満潮につからずにすみました。
反対サイドのおじちゃん2人とは「また来年も会いましょう!」とはなして、楽しい終わりを迎えられました。ラッキーです。
あー楽しかった! また来年もいけたらいいな♪
宮島に渡るフェリーは「宮島松大汽船」がおすすめ
最後にヒトコト。宮島に渡るフェリーは、JRじゃないほうの「宮島松大汽船」がおすすめです。理由は2つあります。まず、宮島松大汽船のほうが保有している船の数が多く(船の大きさはJRの方がでっかい)どんどん運んでくれることです。
次に、JRで来る人が帰りを心配して「JRとフェリーの両方乗れる往復きっぷ」を買ってくるために、圧倒的にJR利用者が多く、桟橋に並ぶ列はJRのほうが2倍以上長くなります。
これらの理由で、宮島松大汽船のほうが、明らかに早く乗れます。
ICOCAも使えるので、持っている人は切符も要りません。
では、また来年!